読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

神聖あーるPG - 社会人のデジタル生活

日曜プログラマになろうかなーと思った30代理系社会人の、キャリアアップや趣味(特にデジタル情報)の記録。らーめんとビールが好き。

どんな人でも買わずにはいられなくなる「欲望直撃」のしかけ

オススメ度:★★★★★

ひこにゃんで御馴染み?の殿村美樹さんが、人の欲望に即した商品プロデュースのコツを紹介しています。

今までに手がけたプロデュースを例にとっているため机上の空論ではなく実践的なコツなのが信頼感高いです。また、各エピソードの最後に「現状分析+コツ(アイデア)=結果」という要旨と一言ポイントが記載されているので非常に論理的に判りやすくなっています。オススメです。



PRに利用できる欲望は大きく分けて5つです。


・「負けたくない」欲望
受験や就職など人と争う場面では、常に不安を感じるものです。少しでも人を出し抜こう、上を行こうという欲望は購買意欲に繋がります。就職活動向けの勝負パンツ、学生向けの井草におい袋が紹介されていました。また、コンサート会場の近くでは、座席争いや他の観覧客より歌手を見たいという欲望により双眼鏡が売れたという事例が紹介されていました。


・「褒められたい」欲望
日本人は恥ずかしくて大っぴらには言わないですが、褒められたい欲求は人一倍あります。例えばクックパッドなどのレシピサイトにアクセスする第一の動機は、自分のレシピが載っているのが嬉しいから。そこからシンデレラ的に取り上げられるのを夢見ています。場を提供すれば、有料でも入会してくれます。また、和菓子に中小企業の社長が好みそうな四字熟語を書き添えることで、得意先に評価される手土産になると言っています。


・「安心したい」欲望
パンデミック時には気休めのマスクでもバカ売れするものです。人は不安を拭えるものなら高価でも喜んで購入してくれます。事例では、詐欺などで悪者扱いされている化粧品の訪問販売が紹介されています。訪問することを逆手にとって、世話や近況チェックのサービスを付加して、実家の父母を心配する上京者にPRしたとのことです。


・「感動したい」欲望
このデフレの中、何故チケットぴあでは即時売り切れなのか。それは自分の感動には消費を惜しまないからです。事例では、懇親会で290円のシャケ弁当を発注してしまった際に「この創業者は昔シャケを食べて苦労した。創業時の気持ちで新技術を開発した」といって記者に好評だったというウソ臭いエピソードが取り上げられていましたw


・「一人だけ取り残されたくない」欲望
「100万本販売!」などとCMが謳うのは、「自分だけ遅れてる?」という恐怖感を煽るためです。みんな情報弱者にはなりたくないし、ハブられたくもないのです。例では”日本の生産してナンボ”という空気に苦戦している社内コンサル担当が、ならばアウトプットとして資料を作ろう、営業が利用できる(必要としている)資料や最新ニュースレターを出そうと提案された案件がピックアップされていました。




本書流に言うと、「本書を読めば会社で高評価!ライバルにも差がつく。既にビジネスマンに大人気。コレを読まないと時代に取り残されます!」といったところでしょうか。

広告を非表示にする