あーるPG - 社会人のデジタル生活

日曜プログラマになろうかなーと思った30代理系社会人の、キャリアアップや趣味(特にデジタル情報)の記録。らーめんとビールが好き。

売る力 心をつかむ仕事術

オススメ度:★★★★★

内容(「BOOK」データベースより)
「皆が反対することこそ成功する」「人は『得』より『損』を大きく感じる」―。40周年を迎えたコンビニ業界トップのセブン‐イレブン。常識をくつがえす経営で知られる著者が、人の心理をつかむビジネスの秘訣を初公開する。

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セブンイレブン創業者が、どうやって業界No.1、セブン銀行や100円コーヒーなどの新サービスを提供しているかを分かりやすく説いています。

常にある信念は「お客様の立場で」。ベースとする信念がありつつ、そこから考えられる新しさをお客様に提供し続けることが成功の秘訣だと謳っています。「お客様のために」とは違うことが重要です。お客様のために、自分の出来る範囲で考えてしまうのはよくある悪い傾向。そうではなく、お客様の立場で考え、創意工夫によりビジネス的に成功させる算段が7割ぐらいある状態で推し進めるのが理想的です。

もちろん反対意見が多いでしょう。ヨーカ堂からコンビニへの参入、家で作るはずのお弁当やおにぎりの販売、パンの即日販売、ATMの設置など、他業種でさえ苦戦しているサービスでした。それを「お客様の身近に」というコンビニのポリシーを基に、どうすれば成功するかを考えなければいけません。

逆に(勝算がありながら)反対意見が多いほうが成功を確信できるといいます。それは他の会社がやらない、寡頭競争に巻き込まれにくいからです。逆に賛同が多いということは誰でも考えうるサービスであり、大きな独占的ヒットは見込めない、ということになります。


POSシステムはアメリカで防犯やミスを防ぐために開発されましたが、日本でいまどき言う「ビッグデータ」への利用をセブンイレブンが最初に始めたのも大きいです。ビッグデータで重要なのは、それが過去の情報であるということです。未来へそれを利用するには、

過去の傾向分析(発見)→仮説の創造→テストによる確認

という作業が必要になります。仮説があってこそビッグデータが有効活用されるわけです。

「お客様の要望は直接聞いても分からない」というのもセブンイレブンの鉄則で、それは実際に製品を見ての感情は、現状の常識からは予測しえないことを指しています。
高級PB食パン「金の食パン」は200万食以上を売り上げる大ヒットとなりましたが、街の人に「コンビニで市場価格5割り増しの高級パンが売られていたら買いますか?」と聞いたら、「いいえ」と答えられるのが当たり前でしょう。でも実際は売れました。

お客様は高度成長期が終わると共に節約志向、選択志向が高まりつつも、良いものや新しいものがあれば買いたいという衝動を持っています。お客様に目新しさの感情提供していくことが大切です。

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