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神聖あーるPG - 社会人のデジタル生活

日曜プログラマになろうかなーと思った30代理系社会人の、キャリアアップや趣味(特にデジタル情報)の記録。らーめんとビールが好き。

情で人事は行うな(書評)

book

題名:
パナソニック人事抗争史

オススメ度:
★★★★★

ドキュメント パナソニック人事抗争史

ドキュメント パナソニック人事抗争史

松下電工、今のパナソニックの8代にわたる社長の変遷と、それにまつわるエピソードをまとめたドキュメント。

<内容>
松下は松下幸之助が一代で立ち上げた電器会社だが、その娘婿である松下正治が組織の癌となった。料亭の女将(相場師)に貢いだ金が焦げ付いだ一件でそもそも社長の器ではないと幸之助から評価が下った正治だが、幸之助が創業時に金策で世話になった幸之助の妻とその娘(正治の妻)の猛プッシュに折れた形で社長となってしまった。会長となっても影響力を利かせたい上、その息子(幸之助の孫)を社長にしたい正治は、幸之助の命で正治降ろしを画策する三代目山下、四代目谷井と対立。谷井に至っては正治の逆襲で自分が辞任する羽目に。その後は正治の忠僕が社長を歴任するが、営業出身の正治とその忠僕に技術やビジョンはなく、松下衰退の一途を辿った。それは消費者にとっても米国映画会社MCAの売却、液晶時代到来時のブラウン管注力、液晶全盛になってもやめられなかったプラズマ事業DVD-RAMなどにうかがえる。

<所感>
情で人事は行うな、という一点に尽きる。能力のない者ほど引き際が悪く、ポジションに固執する。松下幸之助は商売の神様かもしれないが、人事では初志貫徹とはいかなかった。現社長の津賀氏に期待。

さて、リコールや事業の失敗を犯した松下だが、そのストーリーの中でたまに出てくる東芝が何とも言えない。DVD規格統一時にはソニー、フィリップス、松下で決まりかけていたところに口出ししてめちゃくちゃにした模様。東芝のちゃっかり経営にもメスを入れてほしい。もう証券取引法で入りそうだけれど。

ドキュメント パナソニック人事抗争史

ドキュメント パナソニック人事抗争史

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