あーるPG - 社会人のデジタル生活

日曜プログラマになろうかなーと思った30代理系社会人の、キャリアアップや趣味(特にデジタル情報)の記録。らーめんとビールが好き。

投資家が目を背ける”株の本質”

 

 

臆病者のための株入門 (文春新書)

臆病者のための株入門 (文春新書)

題名:

臆病者のための株入門

オススメ度:

★★★★★

内容:

株のテクニカルな話ではなく、そもそも株とは何か、必勝法はあるのか、どうすれば最も効率的なのかを優しく説明する。

・株は損をするもの

株とは損失を複数人で有限に肩代わりするシステム。
確実に儲かるならどこかの富豪らがこぞって投資するだろうから、貴方にその話は降りてこない。
株価とは、その会社が今後上げる利益の総額を現在の貨幣価値で表したもの。

・株はギャンブル。

上がるか下がるかはランダムのゼロサムゲーム。誰かが得をすれば損をする。売買には手数料がかかるので、投資家の期待値はマイナスになる。

・株の本を読んでも攻略法はわからない。

論文や書籍で書いてあるならみんなやって±0になるし、仮にあったとしても誰にも言うわけがない。

・株のプロに頼るのは損。

株のプロ(トレーダー)は市場平均(=ランダム投資と同等)より良い成績を残していない。
もちろん必勝法も無いので、頼るだけ無駄。手数料ばかり取られる。
投資商品(主催者からすれば金策)は普通に市場金利で複利運用するより損。もしくはどの銀行も貸さないほどハイリスク。

・株は市場をインデックスで買うのが最も効率的。

ノーベル賞の”ファイナンス理論”によると、株価の動きはランダム。そして各銘柄は切片αと市場平均からの分散βで表すことができる。つまり何に投資しても市場平均と同じになる。
手数料や銘柄選択にコストをかけるぐらいなら、インデックスに投資するのが最も効率が良い。
ただし、市場平均は世界を含んだものなので、世界の資産比率に従って外国株式にも投資するべき。日本:海外では15:85。
DC年金では8割前後を国内で運用しているので、全部外国株式でよい。

所感:

小説「マネーロンダリング」の著者が株の本質を端的に述べた良書です。2006年なのが少々古いですが。
株はギャンブル、これに尽きます。そしてデイトレードは簡単なことでなく、精神を多分に消費するもの。そして頑張ったところで丁半博打なのでは、まともな人はやるべきではないです。
ファイナンス理論は非常に勉強になりました。ヒストリカルベータってそういうことだったんですね。
国内ではベストトレーダーが表彰されていたりするみたいですが、それも分散の範疇。インデックスでいいじゃないかということです。

臆病者のための株入門

臆病者のための株入門

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